肥満と腸相その1 (2018-02-01)|大腸カメラ 福岡市 まつもと胃腸内科

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肥満と腸相その1

最新ニュース:肥満と腸相その1

2018/02/01

体重オーバーは必ずしも肥満ということではありません。普通一見しただけで肥満かどうか判断されますが、正確に肥満を判定する方法としては次の2つの方法があります。一つは体格指数BMIをもとめて標準体重を出す方法、もう一つは体脂肪率をチェックする方法です。

体格指数(BMI)は体重KGを身長Mの二乗で割って出す方法です。
標準値は22で肥満であればある程数値が大きくなり、逆にやせていれば小さくなります。現在BMIが26.4以上になったら肥満と判定されています。

一方体脂肪率は体重に占める脂肪の割合をチェックするものです。体脂肪率の測定器である体脂肪計は家庭用としても市販されていますが、これは体の中に微量の電流を通して、その電気抵抗を計る事で体内の脂肪量を測定します。体脂肪率の正常範囲は男性が15%から18%、女性が20~25%といわれています。この数値が男性で25%、女性で30%を超えた場合に肥満と判定されています。一応、めやすとしては男性の場合15%、女性の場合は20%の体脂肪率が理想的とされています。

肥満を形態的に見た分類では、リンゴ型といわれるウエストから上の上半身肥満と、洋ナシ形と言われる臀部から大腿部に脂肪がついた下半身肥満に分けられます。リンゴ型は男性に多くみられますが、女性も約25%がこの上半身肥満型といわれています。上半身肥満の場合、体脂肪率の肥満度は同じでも心臓病、高血圧、高脂血症、糖尿病などのリスクは非常に高くなるといわれています。

一方、75%くらいの女性にあると言われる洋ナシ形の肥満の場合は、美容上の問題は別として、心臓病、糖尿病などのリスクは少ないとされています。一説によれば、皮下脂肪が1センチ増すごとに体内の血管の長さが2~3キロ増加するといいますから、当然心臓にかかる負担も大きくなり、心臓病、高血圧症に掛かりやすく、動脈硬化やがんなどに進行しやすい事は容易に理解できる事です。

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