大腸検査の種類1 (2018-01-17)|大腸カメラ 福岡市 まつもと胃腸内科

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大腸検査の種類1

最新ニュース:大腸検査の種類1

2018/01/17

便潜血反応検査…正確さに乏しいが陽性だったら内視鏡検査をする。

初期の大腸がん直腸がんは、盛り上がって潰瘍を作っているものが多く、腸内を通過する内容物によって傷つけられ、出血しやすくなっています。肉眼ではわからない程度の出血なので、その潜血を科学的に、最近では免疫学的に調べます。この免疫学的便潜血検査では、人間以外の血液には反応しないので、検査前に食事制限の必要もなくなり、人間ドックや集団検診、日常の外来、さらには郵便検診と言って、自宅で採取した便を郵送して検査してもらう方法も普及しています。

ただしこの検査法の難点は、大きなガンでも要請に出ない場合が20%くらいある事です。また1センチ以内のポリープでは、検査が陽性に出ない場合が90%以上にものぼる事も問題です。さらに口から肛門までの消化管のどこかで血液の出る病気があれば検査が陽性になってしまうという問題もあります。

従って検診の正確さからいえばあまりあてになりませんが、便潜血反応が陽性に出たらぜひ大腸カメラ・内視鏡検査をおすすめします。


肛門直腸指診検査…ゴム手袋をした医師が人差し指を患者さんの肛門に挿入して調べる方法です。

直腸のポリープやがんの診断には非常に有効な検査です。これは直腸ばかりか、前立腺、子宮、卵巣、膀胱などの異常も調べる事が出来ます。

患者さんの中で直腸がんを自分で発見した人もあると聞いています。入浴時に指に石鹸を付けて肛門に入れ、一回くるりとかき回す。直腸の下部はほぼ指の長さ位なので、これだけでかなりの直腸の異常を見つけ出す事が出来ると言って、すすめる医師もいます。私はお勧めしませんが。


硬性直腸鏡検査…現在はほとんど使われていません。

肛門から指の代わりにドクターが肛門・直腸鏡を入れてみる検査です。肛門・直腸からS状結腸までの約20センチくらいまでの範囲が検査できます。ただし、検査の前処置として、予め排便を促す座薬或いは浣腸薬を用いて排便をしておかなければなりません。この検査では、直腸ポリープ、ガンばかりか、炎症性の変化、病変なども診断できます。

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