胃相の悪い人は呼吸器系の病気にもなりやすい (2019-03-29)|大腸カメラ 福岡市 まつもと胃腸内科

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胃相の悪い人は呼吸器系の病気にもなりやすい

最新ニュース:胃相の悪い人は呼吸器系の病気にもなりやすい

2019/03/29

このような悪い胃相の人たちは、食事を規則正しく食べない、間食はする、食べ過ぎる、夜寝る1~2時間前に食べるといった食事との関連の他に、よく煙草をすう、酒を飲む、強いストレスがある、コーヒー、紅茶、日本茶、ウーロン茶、杜仲茶などの中国茶を空腹時に多飲する、またはは痛み止めをはじめ、風邪薬、心臓の薬、高血圧の薬、胃腸やビタミン剤なども空き腹に飲むなどの習慣が見られます。このようなことが胃の悪相を作る原因となっているのです。

胃相の変化にもいろいろ個人差がありますが、特に夕食を寝る1~2時間以内に腹いっぱい食べ、タバコを吸い、酒を飲んで寝るというような生活パターンをとっていたら、皆胃が悪相になるのは間違いない事です。

成人の少なくとも50~60%が横隔膜ヘルニアといって、胃の粘膜の一部が普通1センチから3センチぐらいの長さで横隔膜の上、すなわち食堂の方に上がってきている状態をもっています。そのために夕食を寝る4~5時間前に食べてから床に就かないと、胃の中の内容物が寝ている間に食道から喉の方に逆流してきて、真夜中に急に咳き込んだり、また呼吸ができなくなったりすることさえあります。

このように横隔膜ヘルニアのある人は、夜遅く寝る前や夜中に水だけでもたくさん飲んだりすると、食道の方に胃液が逆流していき、胃酸によって食堂の粘膜の炎症を起こす事があるのです。これを逆流性食道炎と言います。

食道の粘膜は胃の粘膜と違って、胃酸に弱い細胞でできているので、この胃液の逆流が頻回に起こると、食道の中に炎症・ひっかき傷や潰瘍を生じる訳です。これが続くと、しょっちゅう胸焼けが出てくるようになります。

しかしもっと深刻な事は、夜遅くに深酒をして寝たり、また老人などが夜遅くに食べた食べ物や飲み物のせいで逆流してきた胃液を気管の方に吸い込んでしまう事です。せきをして胃液を押し出すような自然反応が老化や睡眠薬・深酒などで起こりにくくなっていると、慢性の気管支炎や肺炎になり、日ごろ、発熱やせきや痰が増してくる事になります。

特に夜中に胃液や胃の内容物を肺の中に大量に吸い込んだりすると、急性肺炎から重症の肺炎になったり、死亡したりするようなことにもなるわけです。

喘息と診断されている人たちの中にも、このように胃液や胃の内容物を少量ずつ吸い込むことによって、アレルギー様の反応を起こすだろうということは容易に考えられることです。それゆえ、肺や気管支の病気がある人は特に食生活を正し、夕食や水を飲むことを寝る4~5時間前に終える事が非常に大切です。

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