大腸カメラなどの定期健診を受ける
大腸カメラなどの定期健診を受ける
2018/02/15
症状が続いたら薬より検査を受ける事
日本人は薬に頼りすぎる傾向があります。確かに薬は一時的には人間の体の機能を補ってくれる便利な面があります。しかしそれはあくあまでも一時的な効果で、長期間多用すると種々の副作用が起こります。
例えば頻繁に便意を催したり下腹部痛を訴えたりする場合は、食べ物や飲み物が原因となって腸がけいれんを起こしている事が多いのです。このような場合はふつう、原因になっているものを取りのぞけば正常に戻るはずですが、容易に抗けいれん剤や精神安定剤などの薬を処方され、飲んでしまう事になるのです。
薬の効き目は良く一応けいれんはおさまりますが、薬は他力本願で自分でけいれんを止めたわけではないので、薬の持続時間が過ぎるとまたけいれんが起こります。怖いのはここからです。再発したけいれんは以前より一層強く起こります。これはリバウンドと呼ばれる薬の副作用の一種です。
こうした事を繰り返していると、大腸のけいれんはますますひどくなり、たとえ原因を取り除いてもすぐには元に戻らなくなってしまいます。薬への依存が恐ろしいという理由はこれです。ですからどんな薬を飲む場合でも、医師としっかり相談した上でまず原因を除去する努力が必要なのです。
その上で検査が必要な大腸カメラなどの検査を受けて適切な処方をしてもらう事です。慢性的に便秘のある人は特に、また症状のない人でも40を過ぎたら定期的にカメラによる大腸の検査をお勧めします。
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